不動産投資を試みよう
需要者のうち、不動産に対して従来持ち続けていた信頼がなくなり、さらに将来市場についても悲観的であることが問題の一つ。もう一つは逆で、そこまでの信頼崩壊はなく、近年の値下がりや外資の積極的な不動産投資や金融機関の不良債権処理のニュースなどをみて、自らもよいものがあれば不動産投資を試みようと考えている需要者がいるのに、そういった需要に対して金融機関が不動産投資への融資を渋っているという問題だ。この二つの問題は逆のようで実は根底がつながっている。つまり二番目の問題は、当の金融機関自体が一つ目の悲観的な需要者と同じで、不動産から離れようとしているという点が同じなのだ。戦後五十年間の土地本位制の信奉者でありかつ犠牲者である彼らを改心させる手だては二つしかな彼らのかつての不動産に対して抱いていた信頼こそキャピタルゲインのみに依存するリスクの大きい投資の仕方だったと、分かってもらう。そして、不動産に対する認識を過剰期待でも過少期待でもない白紙に戻した上で、改めて今の日本における不動産の実力を提示してやることである。
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