【市場復活のための究極策】
都市計画で住宅地と非住宅地を厳密に分離して、商業地メカニズムが住宅地を荒らすことのないようにしておくべきは言うまでもない。以上のように、賃貸住宅の質、量をともに充足させる、住宅取得に関しても手厚くローン減税などで支援する、ということにして住宅への憂いをなくせば、商業地価の高騰・下落は住宅問題と切り離して考える事ができる。【市場復活のための究極策】・我が国史上最低レベルの低金利、そして戦後初の地価下落、これでなぜ地価が反転しないのか。本項では、今までの分析をもとに、どうすれば我が国において市場が復活できるかのシナリオを提示していこう。筆者はズルズルと地価の下落が続くことに対して、大きな危機感を持っている。我が国がこのままデフレスパイラルに入り込み、その底無し沼から抜けられなくなるか、その一歩半前で引き返せるかは、不動産市場の復活つまり、地価適正化へ向け、社会が転がり始めるかどうかにかかっているからである。先進国の多くで、我が国と同様にバブルとその崩壊という混乱があった。しかし、日本以外の先進国でこれほどまで、経済が縮小スパイラルに入った例があるのだろうか。