【今を逃せば復活のチャンスは二度とない】
売却し乗りきろうという大手術を先延ばしにし、ばんそうこうを貼るだけで回復をただ待つという愚を続け、デフレスパイラル化の条件をむしろ整えてきたのだ。そして堅調に推移して当然のはずの我が国の消費行動もが、資産デフレの影響で冷えてきはじめている。つまり、このあたりで資産デフレを食い止めねばならない。具体的には、流動化と市場適正化である。これらを伴って地価が適正水準化し、そうなったと世間が認知しなければデフレスパイラル化のエンジンに歯止めがかからないのである。【今を逃せば復活のチャンスは二度とない】今復活しないでいつ地価が復活できるというのか。直近のいわゆるバブルが始まる直前の昭和五十八年頃の状況と、現在の状況を比較してみよう。直近のバブルがまさに始まらんとしていたのが昭和五十八年頃である。当時も金利が非常に低くなろうとしていた。資金の行き場がない状況も同じだ。なぜ当時はそれが不動産や株式へどっと向かい、なぜ今はそうでないのか、それをここで再度検討し、そこから具体的な土地の流動化と市場活性化の方策としての、地価の適正化のための総合的なシナリオを導き出してみよう。
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